1 シーズン
12 エピソード
神様、もう少しだけ - Season 1 Episode 2 好き・・・貴方が命を奪ったとしても
「HIV感染」、「エイズ」。真生(深田恭子)の頭の中は、医師・平塚(伊佐山ひろ子)の言葉が巡っていた。「まさか!」「死ぬ!」。真生は虚ろな足取りで病院を出てきた。 その頃啓吾(金城武)は、約束の時間が過ぎても現れない真生にがっかりしていた。やっと家にたどり着いた真生。だが、誰もいない。ひとりぼっちの真生。麻美(矢沢心)に呼び出されクラブ・セナで仲間たちと合流した真生は、一人落ち込んでいた。エイズ撲滅キャンペーンコンサートに啓吾が出演することを知った誰かが「一番危ないのは啓吾じゃない?」の一言に、真生はハッ!。真生は店を飛び出し、啓吾が収録のためにいるテレビ局へ。局から出てきた啓吾はファンに囲まれ、急ぎ足で車に乗り込む。近付こうにも近付けない真生。スタッフの一人に、真生がいたことを知らされ啓吾がしばらくして真生の前に戻ってきた。「乗れよ」。促されるままに車に乗り込み、啓吾の家に来た真生は、涙をためながら「明日死ぬとしても恨まない」と唐突に啓吾に言い、啓吾が止めるのも聞かず去っていく。 家族も、真生の様子のおかしさに気付くが、父の義郎(平田満)は「今に始まったことじゃない」と取り合わない。学校を休み、真生はイサム(加藤晴彦)に検査をするよう勧める。理由の分からないイサムだが、真生は真剣。 啓吾には忘れられない女性がいた。ピアノの上の写真と、真生が忘れていった血染めのハンカチを見ながら、啓吾は写真の女性と真生を重ね合せていた。そんな啓吾が思い詰め真生のケータイに電話。「なんであんなこと言うんだ。死ぬなら勝手に死ねよ」と捨て鉢な啓吾に、真生は「啓吾に会って人生が変わったよ。生き生きした」と真生は本心をぶつける。またまた分からなくなる啓吾だった。 イサムの検査結果はシロ。イサムの励ましに真生はHIV感染であることを一時忘れるが、二度目の検査結果もクロだった。真生がショックで部屋に閉じこもっていると、啓吾がオープンカーで訪ねて来た。恐る恐る啓吾にHIVについて尋ねると啓吾はシロという。啓吾のコンサートに行くため、一度のウリでHIVに感染したことを真生は知る。そんな真生に啓吾は優しい。その優しさを振り切るように、真生は啓吾にHIVキャリアであることを打ち明けるのだった・・・。
- 年: 1998
- 国: Japan
- ジャンル: ドラマ
- スタジオ: Fuji TV
- キーワード: aids, composer, terminal illness, romance, family relationships, tragedy, misunderstanding, prostitution, older man younger woman relationship, mature, tearjerker
- ディレクター:
- キャスト: 金城 武, 深田恭子, 仲間由紀恵, 田中好子, 宮沢りえ, 矢沢心