1 シーズン
12 エピソード
神様、もう少しだけ - Season 1 Episode 10 二人、結ばれる夜
啓吾(金城武)がアメリカに旅立ち3年。カヲル(仲間由紀恵)の嘘から、啓吾と真生(深田恭子)は、引き裂かれたのだが、啓吾に捨てられたと思う真生は、やっとその辛さを乗り越え、インテリアコーディネーターを目指し専門学校に通い、今、就職活動をしていた。そんな真生を、弥栄子(田中好子)と義郎(平田満)は、心から応援していた。元気に就職活動する真生だが、体の免疫力は低下、発病の危機に立たされてもいた。 アメリカで成功した啓吾が凱旋公演のため帰国。空港で啓吾は、スキャンダル記者・江崎(山西惇)から真生が結婚すると聞く。イサム(加藤晴彦)が江崎を追い払うため話したデマカセだったが、なぜ真生はあの時来なかった?悩み続けていた啓吾は意を決し、真生の家を訪ねた。そこで啓吾は、真生宅に出入りするようになったイサムから、「真生は3年前アンタに捨てられて」と聞かされる。「捨てられて・・・?」。「違う!」。啓吾は初めてカヲルの嘘に気付くのだった。 真生にやっと内定通知が届いた。会社に行くと、同じ高校の出身者にバッタリ。体のことを聞かれハッ!とした真生は、隠すのはやめようと、HIVに感染者であることを告げる。「大丈夫」。案内役の社員は言ってくれたのだが・・・。 真生は、啓吾のことは、もう過去のこと、と思いつつもコンサート会場にやって来た。看板を見上げる真生の姿を控え室の窓から啓吾が見つけ追った。追うのを諦めかけた時、啓吾の視線の先に真生。3年ぶりに見詰め合う啓吾と真生。二人は、お互いの気持ちを探るように話し始めた。 2人はこの3年間、悩み、苦しみ、辛さを乗り越える努力を、それぞれしてきた。穏やかに話しをするうち2人とも、その苦しみがわかり合えてくるのだった。 真生は、経営の悪化を理由に内定を取り消される。HIV感染者であることを打ち明けたせいと真生は落ち込み、外を歩いていると啓吾がいた。「どうした」。啓吾の声に真生は、涙がドッと溢れ、そんな真生を啓吾は優しく抱き締めた。「お前と一緒にいたい。1分、1秒もムダにしたくない」。今度こそ一緒にアメリカへ行こうと啓吾は真生を誘うのだった。 その夜、真生は啓吾に抱かれた。2人の前に幸せが広がるかに見えたが・・・。
- 年: 1998
- 国: Japan
- ジャンル: ドラマ
- スタジオ: Fuji TV
- キーワード: aids, composer, terminal illness, romance, family relationships, tragedy, misunderstanding, prostitution, older man younger woman relationship, mature, tearjerker
- ディレクター:
- キャスト: 金城 武, 深田恭子, 仲間由紀恵, 田中好子, 宮沢りえ, 矢沢心