1 シーズン
25 エピソード
ガサラキ
風に眠り!「がさらの鬼」、それは自身の影なのか!?
自衛隊の全面的な協力の元に新型兵器の開発を進める総合企業「豪和インスツルメンツ」。彼らが開発をしていたのは、古からの伝承を取り入れた二足歩行兵器「タクティカル・アーマー(TA)」だった。 シャーマンの能力を内に持つ、「嵬(かい)」と呼ばれる能力者「豪和ユウシロウ」は、豪和ファミリーの四男。民間人でありながら、TA実験中隊に派遣されたユウシロウは、嵬としての能力を発揮してTAの開発を前進させる。そして、彼の能力は「ガサラキ」と呼ばれる巨大な力を呼ぶためにも必要とされていた。 もともと嵬の一族であった豪和ファミリーは、能の舞いを通じて「餓沙羅(がさら)の鬼」と呼ばれる現象を呼び起こし、「骨嵬(くがい)」と呼ばれる鎧の巨人を操ることができる一族だった。中でも嵬の能力者は、唯一「骨嵬」の操縦が行えた者として利用され続けていたのである。 その骨嵬を基にして極秘裏に開発されたTAだったが、何と同じようなサンプルを元に、二足歩行兵器「イシュタル」を開発した謎の企業があった。ユウシロウと同じ能力を持つ「ミハル」を利用し歴史の影で暗躍してきた「シンボル」である。 同じ伝承が発端となり、別々の企業で作られた2種類の二足歩行兵器。そして同じ能力を持ち、互いに惹かれあうように出逢ったユウシロウとミハル。2人は共に行動するうちに自分たちのルーツを知ることとなる。そして世界情勢に暗雲がたちこめ、クーデターの発生やアメリカとの全面対決を経て、ユウシロウとミハル、特務自衛隊の面々は自分たちが日本や世界のために何を成すべきかを知っていく。