1 シーズン
2 エピソード
アッセンブル・インサート
少し未来のお話。 日本は、東京は、重大な危機に瀕していた。 世紀の悪役、天才科学者・出門兇三郎率いる謎の犯罪組織、 ”デモン・シード”の猛威にさらされていたのだ。 彼らはパワード・スーツを着こんで次から次へと悪事を働いていた。 警察はその威力になすすべもなく、ただ被害が大きくなっていった。 そんな中、服部課長をチーフとする特殊工作課では、 ひとつのプロジェクトが進行していた。 ――デモン・シードに対抗できる正義の戦士を登場させよう!―― 公開オーディションの結果、選ばれたのは14歳の女の子だった。 南風まろん。 恥ずかしがりやで内気な、これといって取り柄がない(と本人は思っている)中学生。 悪と戦う正義のスーパーヒロインのデビューである。