アンダルシアの犬
スペイン出身の異才ルイス・ブニュエルが1928年に手がけた実験的短編作品。共同脚本にサルバドール・ダリ。20年代に最高潮に達したアバンギャルド映画の頂点を飾る傑作で、60年には、28年の完成当時上映に際してブニュエル自らが蓄音機を回していた音楽を選び、自らサウンド版を作成した。目玉を切り裂くカミソリと月を遮る一筋の雲のほか、手のひらからはい出してくる無数の蟻など、悪夢的で奇怪なシーンの多くで知られ、作品が発表された当時、ジャン・コクトーら同時代の芸術家たちにも支持された。
- 年: 1929
- 国: France
- ジャンル: ホラー, ファンタジー
- スタジオ: Billancourt Studios
- キーワード: dream, midnight movie, donkey, cloud, razor, ant, surreal, surrealism, priest, death, psychotronic, severed hand, piano, short film
- ディレクター: ルイス・ブニュエル
- キャスト: シモーヌ・マルイユ, ピエール・バチェフ, ルイス・ブニュエル, サルバドール・ダリ, Robert Hommet, Marval